大村ナイターSG第65回ボートレースメモリアルについて

大村ナイターSG第65回ボートレースメモリアルについて

2019年8月27日から開催される、大村SG(スペシャルグレード)ボートレースメモリアル。
まずは、歴史を見てみると、昭和30年に4月6日を競艇記念日として定めることが決定してから、競艇記念日の記念行事として、昭和30年8月20日から8月23日まで、第1回モーターボート記念大会が大村競艇場で開催されました。

そして、今回約64年ぶりに大村競艇場でしかもナイターで開催されるということもあり、発売前から大変盛り上がっています。

第1回大会は、真島 勝義選手と豊島 勝選手が優勝しています。
真島選手は最年長で、しかも62キロの体重のハンデを背負いながらも、逃げの形を保ち続け、そのまま優勝しています。逆に豊島選手は、49キロの軽ハンデを生かして先行し、終盤に先頭に立つとそのまま勝利する。といった当時もレースが白熱していたことが伝わりますね。

昨今、このボートレースメモリアルに出場できる選手は限られており、前年度の優勝者やグランプリから優出者が6名、直近のSGオーシャンカップに優勝した選手、各会場の推薦選手が2名と開催場希望選手となり、狭き門を潜り抜けることができた選手にだけ与えられるものとなっており、選手たちの本気度は計り知れないものがあります。

しかも、ボーレースクラシックの優勝賞金は3500万円とボートレースの最高峰SG(スペシャルグレード)競争の中でも、グランプリの次に賞金金額の高いレースとなっていて、生粋の猛者が集結するオールスター戦で、選手たちのモチベーションは高く、老若男女問わず出場しているのに魅力を感じます。さらに、優勝者には、次回のボートレースメモリアル出場の権利や次に開催されるSG(スペシャルグレード)競争のボートレースダービーの優先出場権が与えられるので、ボートレース選手にとって、是が非でも欲しいタイトルだということを踏まえると、ますます興味が湧いてきますね。

では、このレースの過去の戦績から見ていくと、過去10年のレース結果、1コースから逃げて勝利している展開が50%で、2コースからは、抜きやマクリといった仕掛けどころを見極めて勝利している展開が33%、それから3コース・4コースからも出ており、差しやマクリといった瞬発力勝負の展開が10%となっています。
1枠に入った選手が1コースで逃げの展開を作ることが出来れば、勝利の確率がより高くなるレースと言えるでしょう。しかし、2コースからも3割の優勝が出ており、仕掛けのタイミングがきっちりハマれば、ひっくり返る可能性も十分にあり得るので、選手の見極めとボートのエンジンには着目しておきたいところです。

年齢も様々ですが、経験的・体力的に充実している30代半ば~30代後半にかけての選手が優勝しているのが目立っています。過去5年で見ると、37歳→29歳→38歳→38歳→34歳となっています。中には、9年前に49歳の選手が優勝している実績もあり、若さや勢いだけでなく、枠と位置取りが大変重要なことが分かります。

しかし、穴党の方には朗報と言っていいと思いますが、今回の開催が64年ぶりに大村競艇場ということです。

今までは、10年間の間に3回もしくは2回開催された競艇場が多く、選手たちも会場の特徴や波の動きが予想できる展開を考えることが出来たと思いますが、舞台が今まで開催されていなかったところに加え、ナイターという暗い中に視界の制限があり、波の細かい動きの見えづらさがあるので、今までのセオリーが通用しない可能性が十分にあり得ると考えております。

コースの特徴としては、風向きが変わるので、スタート勘がつかみにくい環境にあります。スタートの横幅が71mから始まり、1ターンに近づくにつれて、だんだんと狭くなっていき、1ターンの手前で最小幅の48mになっており、内枠有利の展開の中、モンキーターンをいかに上手く出来るかが勝負のカギになってくると思います。2コース以降のボートの勝利へのカギは、大村湾に面して海風が吹き、時間帯によっては風向きが微妙に変わるので、ラストのターンまでに攻める姿勢を見せながら近づいて、先頭のボートにどれだけプレッシャーを与える動きを見せるかが重要で、一瞬のスキを見逃さなければ、勝機は考えられます。

以上、これまで歴史やレース情報やデータをお届けしてきましたが、腹が減っては戦は出来ません。そこでフードコート内のことを紹介していきたいと思います。

大村競艇場は、フードコートとビューイングカフェが設置されています。フードコートの特徴としては、明るく開放的な空間をテーマに作られており、長崎の特産物でもある、ちゃんぽんや皿うどん、佐世保バーガーといったこだわり抜かれた店舗が立ち並んでいれば、ビューイングカフェはお洒落でスタイリッシュな空間をテーマに作られており、自由に飲食できるスペースとなっています。しかも、海に面して作られているため、見渡しも綺麗で一種のテーマパークに来ている感じの雰囲気がとてもいいですね。

周辺には、公園やイオンショッピングセンターがあり、子ども連れでも安心していくことのできる環境が充実しているため、公営競技場のイメージは全くなく、初心者でもすぐに足が運べて楽しむことが出来ます。

是非1度足を運んで、レーサーの勝負する姿や女性レーサーの活躍を目の当たりにしてはいかがでしょうか。

いろんな楽しみを持って、8月27日から始まるボートレースメモリアルを盛り上げていきましょう。

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